常識的に考えると、これらの個々の人間規模の経験が集
約されれば、地域社会や国にメリットがあることがわかりま
す。概して一目瞭然なのは、良好な栄養状態は持続可能な
発展に必要不可欠な原動力となるということです(図1)。
良好な栄養状態の対義語――栄養「不良」状態――は
様々な形で現れます。骨と皮だけに近い大人や子ども、発育
阻害のため本来なら6歳のところを3歳と見間違われる子
どもたち、栄養素の不足した食事をとっているため感染症へ
の抵抗のない人々、肥満のために将来脳卒中に苦しむ可能
性が高い人々、また糖尿病を患っているために血管虚脱を
引き起こす人などがそれにあたります。

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